お知らせ

お口のケアノート#2 「歯周病」と全身の健康について

皆様こんにちは、歯科衛生士の村上です。
前回の「お口のケアノート #1」では、歯周病が歯の土台である骨を溶かしてしまう病気であることをお話ししました。

第2回目となる今回は、歯周病菌が歯ぐきの血管から侵入して、全身の健康や命にどのように影響するかという、とても大切なお話です。

歯周病菌が引き起こす「誤嚥性肺炎」

高齢期の皆様にとって、最も注意が必要なのが**「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」**です。
これは、お口の中の細菌が唾液などと一緒に誤って肺に入ってしまうことで起こる肺炎です。
ここで私たち歯科衛生士が重要視しているのが「お口の中の菌の数」です。
お口が歯周病菌で汚れていると、万が一誤嚥してしまったときに肺炎を発症するリスクが跳ね上がってしまいます。
逆に、お口をきれいに保ち、菌の数を減らしておけば、誤嚥したとしても肺炎になりにくくすることができるのです。

認知症や糖尿病との深い関係

さらに近年の研究では、歯周病菌が血管を通って全身に運ばれることで、認知症の進行や糖尿病の悪化、脳梗塞などのリスクを高めることが分かってきました。
「お口を清潔に保つこと」は、単に歯を守るだけでなく、大切な体全体を病気から守るための第一歩になります。
では、この歯周病菌を退治するにはどうすればいいのでしょうか?

 次回の#3では、お家や施設でできる具体的なケアのコツをお届けします。