皆様こんにちは、歯科衛生士の村上です。
今回から「お口のケアノート」と題して、通所・入所の利用者様やご家族の皆様にお伝えしたい、お口の健康に関するお話を連載でお届けしていきます。
第1回目は、虫歯以上に対策が大切な**「歯周病(ししゅうびょう)」**についてです。
虫歯と歯周病の違いとは?
虫歯は「歯そのもの」が溶ける病気ですが、歯周病は「歯を支えているあごの骨」がじわじわと溶けてしまう病気です。
せっかく虫歯をきれいに治療した歯であっても、土台となる骨が溶けてしまうと、歯がグラグラし始めて最後には抜けてしまいます。実は、高齢期に歯を失う最大の原因はこの歯周病なのです。
痛みがなく進む「サイン」に注目
歯周病の恐ろしいところは、初期段階では痛みがほとんどなく、静かに進行することです。ご家族やご自身のお口に、以下のようなサインはありませんか?
・朝起きたとき、お口の中がネバネバする
・歯磨きのときに歯ぐきから血が出る、または膿(うみ)が出る
・最近、口臭が気になるようになってきた
これらは歯周病が始まっている、あるいは進行している大切なサインです。
原因は、お口の中に潜む「歯周病菌」です。次回は、この歯周病菌が「お口の中だけでなく、命に関わる全身の病気」にどう関係してくるのか、#2でお話しします。
