すえふじ医院 小児科

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りんご病

原因・症状

ヒトパルボウイルスB19というウイルスが原因です。
16〜17日の潜伏期のあと、頬が真っ赤になり、1〜2日後から、上肢 → 大腿の順に紅斑が現れ、
レースのような編み目状になります。
発疹はかゆみを伴うこともあり、日光、温熱により再び現れることがあります。

2〜3週の経過で治ります。 発疹が現れた時には人にうつす力はなくなっています。
妊婦さんがかかると胎児が感染し、胎児水腫(たいじすいしゅ)を起こして
妊娠の継続が
困難になることがあるので注意が必要です。
 

診断と治療

通常、流行状況や、特徴的な顔の紅斑などが認められれば診断は難しくなく、検査をすることはありません。
多形滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)、じんま疹、薬疹などと区別を要することがあります。
このウイルスに対する特効薬はありません。必要に応じて対症療法を行います。
終生免疫(一度かかるとかからない)を獲得できる病気です。