涼しくなりお散歩やピクニック、公園遊びが楽しい季節になりました。
子どもたちは草むらを走り回ったり、虫取りをする子もいるかと思います。
イラストの小さいサイズのようなダニの1種で、草むらや山道、畑などに生息しています。
多くいる時期としては梅雨時期と秋に多いですが、通年いるので注意が必要です。
マダニは麻酔作用のある液体を出しながら嚙みつきますので、噛まれたことに気づかないこともあります。
かみついたまま7日ほどかけでじっくり血液を吸い、巨大化して自然と剥がれます。
自分ではがそうとすると、マダニの体の一部が人間の体内に残ってしまいます。
また、日本紅斑熱、致死率の高い「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」をはじめ、ライム病やQ熱など、
多くの感染症をマダニが引き起こすため、放置せずに皮膚科や救急病院に受診された方がよいでしょう。
自然にはがれたとしても受診をするようにしましょう。
対策としては、公園や草むらに入る時は長袖・長ズボンが良いでしょう。
虫よけも多少の効果があります。
お散歩時にペットについていることもありますので家に持ち込まないように注意が必要です。