すえふじ医院 小児科

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トイレトレーニング Part 1

便秘とトイレトレーニング

1歳半頃~3歳頃になるとトイレトレーニングが始まります。トイレトレーニングは子どもの発達段階に応じてスタートします。

①ひとりで歩ける 
②ひとりでオムツやズボンの上げ下げができる 
③コミュニケーションがある程度とれる 
④簡単な指示に従ってくれる 
⑤意思表示ができる 
⑥排便リズムがなんとなく整ってきている
 
以上のようなことができているならば、トイレトレーニングを始めても良い段階です。
 
しかし、トイレトレーニングは便秘があるとうまく進みません。
硬便を出す時に強い痛みがあったり、出血した経験があると、便意を感じても排便を
我慢するようになります。(排便恐怖症)

便を出すことが苦痛なので、トレーニングを無理に行うと、排便やトイレに行くことに対する
不安や恐怖心がより増してしまい、精神的苦痛を感じるようになります。
上記であげたような便秘の症状があるならば、まずは便秘を改善させましょう。
 
また、それまで順調だった排便でも、トレーニングを始めたことによって便秘になる子も多くいます。
排尿の場合は、トレーニングを繰り返すうちにだいたい解決していくことが
多いですが、
排便は出すことができずに便秘がちになり、トレーニングを難航させます。
無理にトレーニングを進めると便秘を悪化させ、トイレで便をすることを嫌がり、
我慢することを覚えます。
 
トイレで便を出すと気持ちいい!と子ども自身が思うためには、便秘解消は大切です。

便秘でお悩みの方はどうぞ受診されてくださいね☆